時のらせん/Time Spiral(4)(青)(青)
ソーサリー
時のらせんを追放する。各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。
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ウルザズ・サーガの青のソーサリー、レア。
無数に散らばった惑星(?)のイラストが特徴的。
初めてこのカードを見たとき「アレ?どこかで見たことあるなあ」と思っていたら、それもそのはず。パワー9の1枚Timetwisterと同じ効果なのである。
Timetwister (2)(青)
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。その後、カードを7枚引く。(その後、Timetwisterをそのオーナーの墓地に置く。)
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同じ効果でマナコストがTimetwisterの2倍。
それだけで「あー。かつての強力カードの調整版ね。どうせTimewalkが時間のねじれになった時のように弱くなってるんでしょ?」と判断するのは早計である。
実は、このカード。ウルザズ・サーガの「フリースペル」の恩恵を授かっていることで下手するとより強くなってしまっているのである。
「フリースペル」というのは、呪文の解決時に土地をアンタップするカードである。
6マナの呪文で、6つ土地をアンタップするからコスト払っても実質無料でしょ?という携帯電話会社のプランのようだが、こちらは解決してしまえば本当にフリーとなる。
否、下手すると無料なのにお釣りが返ってくるレベルなのだ。
どういうことなのかというと、「土地≠1マナを出す」からだ。土地によっては、2マナ出てくるカードもあるし、同エキスパンションに収録されている土地は、大量にマナが出てくる土地もある。
Timetwisterの欠点と言えば、使ったターンに既に3マナ使ってしまっている(まあそれ言ってしまうとほとんどのカードがそうだが)故に、ぎりぎりのマナで唱えると相手が先攻となってしまう。
しかし、このカードはそんなの関係ねえ(古)
出したらタダになるので続けて呪文が撃てるのだ。
そんな強すぎるカードをウィザーズ社がいつまでも放置しているわけはなく、当然のように禁止や制限カードに指定されてしまった。
しかし、ヴィンテージでは2008年、レガシーでは2011年に解除された。
価格もそれに合わせて大きく変動したので、安かった時に購入できた人はラッキーである。